「目次へ」
ヘパイストスは、ゼウスとヘラの息子で第1子で炎と鍛冶の神である。
生まれたヘパイストスは両足の曲がった醜い奇形児であった。
ヘパイストス
ヘパイストスは母親であるヘラから冷遇を受け、不信感を募らせていた。
ヘラ
ヘパイストスはヘラに豪華な椅子を贈った。
上機嫌のヘラは椅子に座ったとたん体を拘束され身動きが取れなくなってしまう。
ヘパイストスは「私とアフロディーテを結婚させてくれれば拘束を解く。」と言い、ヘラはこの条件をのんだ。
そして、ヘパイストスはアフロディーテと結婚することになった。
アフロディーテ
アフロディーテはオリュンポス十二神の一柱で愛と美と性を司る女神。
クロノスによって切り落とされたウラノスの男性器にまとわりついた泡から生まれた。
アフロディーテはヘパイストスの醜さを嫌い、不仲であった。
そこに軍神アレスが現れた。
アレス
アレスはゼウスとヘラの子で、残虐な性格の戦いの神。
神々からの評判は悪かったが、とても美男子であった。
この生活に耐えかねていたアフロディーテはアレスと浮気を始める。
情報通の太陽神ヘリオスからこの事実を聞いたヘパイストスは、アフロディーテへの激く憎悪した。
ヘリオス
ヘパイストスは特製の見えない網では裸で抱き合ったままの二人を捕えた。
偶然通りかかったヘルメスに十二神を呼んできてもらい、集まった神々の前に晒した。
ヘルメス
その後、ポセイドンの仲介の元、ヘパイストスはアフロディーテと離婚し、アレスから賠償を受け取った。
「目次へ」