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ゼウスが成年になると父親クロノスに報復を開始する。
ゼウス
クロノス
ゼウスはクロノスに薬を飲ませ、クロノスが飲み込んでいたハーデス、ポセイドンなどのゼウスの兄弟を吐き出させた。
ハーデス
ポセイドン
ゼウスは兄弟姉妹と力を合わせて、クロノスと戦争を行った。
このゼウス兄弟姉妹とクロノス率いるタイタン一族との戦争をティタノマキア(タイタンの戦争)と呼ぶ。
ティタノマキア
ガイアはゼウスたちに、「ウラノスがタルタロスに閉じ込めたヘカトンケイル(百腕巨人)とサイクロプスを味方に付ければ勝つことができる」と助言した。
ガイア
ウラノス
サイクロプス
ゼウスはそれに従い彼らを解放し、ネクタル(神々が常食とする生命の酒)とアムブロシア(神々の食べ物)を与えて味方にした。
サイクロプスは助けてくれたお礼に武器を作って渡した。
ゼウスには雷霆(らいてい: いかずちのこと)、ポセイドンには三叉の矛(トリアイナ)、ハーデスには姿を見えなくすることのできる隠れ帽を与えた。
トリアイナ
ゼウス、ハーデス、ポセイドンの三神はティタノマキアで重要な役割を果たし、ゼウスたちはクロノスに勝利した。
ゼウスはタイタン族をタルタロスに閉じ込め、ヘカトンケイル(百腕巨人)を番人としておいた。
ティタノマキアでの勝利により、ゼウスは天空を、ポセイドンは海を、ハーデスは冥府をその支配領域としたが、タイタン族をタルタロスに閉じ込めたことにガイアは怒り、ウラノス(天空)と交わってギガンテス(巨人)たちを生み出した。
ギガンテス
ギガンテスたちはゼウスたちに戦いを挑んだ。
ゼウスたちは苦戦するが激しい争いの末にこれを退けた。
しかし、ガイアは更に怒ってタルタロスと交わり、怪物テュポーンを生み出した。
テュポーン
テューポーンは圧倒的な強さを誇ったが、ゼウス兄弟たちの連携によって敗北した。
ゼウスの王権はここに確立し、彼らはオリュンポスの神々と呼ばれるようになった。
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