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最初、カオスが存在していた。
カオスは混沌(こんとん)という意味ではなく、空隙(くうげき)と思えば良い。
カオスから最初にガイア(大地)が存在を現した。
ガイア
ガイアはウラノス(天)を生み、自分の夫とした。
ウラノス
カオスから、タルタロス(暗冥 あんめい)とエロス(愛を司る)も生まれた。
ガイア、タルタロス、エロスは兄弟。
エロス
ガイアとタルタロスの間にテュポーン(あらゆる怪物の王)が生まれた。
テュポーン
ガイアとウラノスの間に、サイクロプス(一つ目の巨人)、ヘカトンケイル(百本の手を持つ巨人)、ギガンテス(巨人)クロノス(時間の神)などが生まれた。
ウラノスとガイアの間に生まれた12柱(はしら)の神々をタイタン(ティターン)の十二の神と呼ぶ。
その後ウラノスは神々の王として君臨することになる。
サイクロプス
ギガンテス
サイクロプス・ヘカトンケイル・ギガンテスがあまりに醜かったので、ウラノスは彼らをタルタロスに幽閉してしまった。
それに怒ったガイアは末息子クロノスに復讐を命じる。
クロノス
クロノスはガイアの作った鉄の大鎌を受け取り、ウラノスへ復讐することになる。
その夜クロノスは大鎌でウラノスの男性器を切り落とした。
ウラノスは追放され、代わりにクロノスが神々の王となる。
クロノスに去勢されるウラノス
ウラノスはクロノスに対し「お前も自分の息子に王位を取られるだろう」と捨て台詞を残して去っていった。
クロノスによって切り落とされたウラノスの男性器にまとわりついた泡から女神アフロディーテが生まれた。
アフロディーテは愛と美と性を司る。
アフロディーテ
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